日本に現存する酒蔵の中で１３番目に古い歴史を持つ小嶋総本店。
創業（１５９７年）は江戸時代よりも前、安土桃山時代。現在の酒仕込みの主流はステンレスタンクですが、江戸時代に普及した木桶以前は土器が使用されていました。現在のタンクに比べて遥かに小さく取り扱いもデリケート。うわぐすりを塗らない土甕仕込みは、原料の石や土由来のミネラル感と微生物による複雑味が醸し出されます。幾多の米品種のルーツである山形県産米”亀ノ尾”を主体として、醸造用精米機がなかった時代にならい少量の"つや姫"を90％精米にて配合。造りも生酛仕込みで行うことで、四百年の時代の流れとともに消え去ってしまった古（いにしえ）の個性の再発見に挑みました。第２４代目蔵元が思い描く日本酒の新たな価値と世界感。温故知新の逸品をぜひご体験ください。

　　　容量：720ml
　　製造元：小嶋総本店
アルコール：15％